HOME > 遺言はなぜ必要か
福岡 大野城 相続・遺言の行政書士 井上順吾・鈴木こずえ共同事務所

遺言はなぜ必要か

遺言は、誰にでも必要です。
行政書士 井上順吾・鈴木こずえ共同事務所は、国民総遺言を提唱します。
その理由を説明しますね。

相続でもめる件数は年々増加しています。
実際司法統計年報によると、遺産分割事件の審判、調停の新受件数は、昭和24年には1,104件だったものが年々伸び続け、
昭和60年で6,176件、平成15年には11,556件、平成24年には15,286件と、確実に増え続けています。
しかもこの数字に表れるのはあくまで家庭裁判所まで持ち込まれたケース。

表面上は仲良くても、遺言がなかったことで、直接は口に出さないけれどなんだか損している気がするとか、
遺族どうしになんとなく不信感や不公平感、しこりが残ったり疎遠になったようなケースを含めると実はもっともっと多く・・・
とんでもない数字になると思われます。

家族はいつまでも、仲良くありたいもの。誰もがそう願うことですが、
実際、このような悲しい事態が増えているのです。

相続トラブルが増え続けているのには様々な要因がありますが、
核家族化もひとつの要因だと思います。
結婚して家庭を持ち、離れて住んでいると、各家庭それぞれの事情も出てきます。
そして財産に対する考え方も多様化していきます。

さらに、昔と違い男女平等、人類みな平等が当たり前の現代では、長男だからとか次男だからなども関係ありませんし、
直接の相続人ではない場合の、子の嫁または夫、孫だって、意見を言うことがでてくるでしょう。
そのような場合、もしかしたら、当人よりも影響力があるかもしれませんね。

しかしそのような相続トラブルは、遺言一つあれば避けられるケースがほとんどです。

財産を守ることや、相続税対策などももちろん大切かもしれません。
しかし、一番大切なのは財産自体ではなく、あなたがこれまで築き上げてきた家族のきずなを守ることだと私は考えます。

そのために、必ず、遺言は書いてほしいのです。
あなたの思いを、形に残してください。

遺言がない場合、 法定相続分をもとに、相続人全員で話し合って分け方を決めることになりますが、
全員が納得がいく方法で、仲良く分け、誰も何も文句を言わない、(心の中でも)という自信がありますか?
財産の多い少ないではないのです。大事なのは「分け方」なのです。

少しでも不安に思うならば、遺言を書きましょう。ただそれだけのことで、あなたの大事な家族のきずなを守れます。
そう思えば、安心して人生を満喫できそうな気がしませんか?